一時体験入学

一時帰国の際の体験入学

日本では「体験入学」という制度はありません。その為手続きの方法は、教育委員会が監督する場合、学校長の判断に委ねる場合など、 地域により違いがあるようです。以下に、東京都江東区の例を参考に手順を示しますが、実際に一時帰国する地域の学校・教育委員会 などに確認してください。

小学校

1. 転入希望先の教育委員会に連絡
体験入学の日程が決まったら、早めに転入を希望する学校区の教育委員会の学務課学事係に連絡をして、手続きの方法を確認する。 基本的には、「転入希望の学校がある地域に滞在先があること。」が、条件と なる。

2. 市町村役所の学事課で必要書類を取得
転入届けと滞在先の住民票を提出する。入国日確認のため申請時には 本人と保護者のパスポ-トが必要。この時、同居人の手紙を添えると手続きがスム-ズ。

3. 転入先の学校長と面談
受け入れクラスが決まり、担任の先生が紹介される。体験入学希望の理由に関する質問、在籍中の登下校時の安全確認、カリキュラム や持ち物についての説明など。

4. 体験入学開始

体験入学をさせる場合の注意点

学校で使う教科ごと学年ごとの持ち物を時前に確認する。(リコ-ダ-、習字の道具、水彩絵の具、体操服、裁縫セットなど) 学校によっては予備のものを貸してくれるところもある。

通学時の服装やピアスなどのアクセサリ-類などの着用について受け入れ校の先生に意見を聞くのが無難。

和式トイレの使用方法を教える。

幼稚園

手続きの手順は、小学校と違って希望する園に直接連絡をする。10件連絡を取って、最後の1件でOKをもらった人もいるほど、受け入れ園を 探すのは困難。あきらめずに根気よく連絡をとるのがポイント。幼稚園ではなく保育園に入学させる方法もあります。

体験者の声

昨 年、都内の公立小学校に体験入学をしました。集団登校、給食・掃除など、補習校では体験できない生の学校生活を満喫していました。「授業についていける か?」と、心配していましたが、何の問題もなかったようです。「地元の子供たちよりも解っている。」と、担任の先生に驚かれたぐらいでした。友達も沢山出 来、喜んで通っていました。(Sさん)

 


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体験学習を利用された保護者の皆様、是非是非、お便りをお願い申し上げます。